松野前官房長官、辞任前に機密費4660万円持ち出しを説明拒否

■機密費を支出「公益国益にのっとった使用」
　政治と金で紛糾するなか、その当事者が支出していた巨額の機密費。

松野前官房長官
「（Q.官房機密費に関する自身の認識は?）歴代内閣ずっと同じ形で法律にのっとってされているものでありますから」
「（Q.国民に疑念を抱かれる使い方は?）それはもう公益国益にのっとった使用がされているということです」

　13日の国会で、この事実を問われた後任の林芳正官房長官は、「昨年12月、私に引き継がれるまでの間に4660万円が使用されたということは事実でございます」と述べました。

　そもそも、「内閣官房機密費」とは一体どんなものなのでしょうか。

政治部 官邸サブキャップ　澤井尚子記者
「“権力の潤滑油”とも言われていて、内政や外交を円滑に進めるための経費です。よく聞くのは国会対策、与野党議員との料亭などでの会食やゴルフ代、海外視察に行く議員らへの餞別（せんべつ）として渡す場合もある」

　官房長官の部屋には、機密費を入れておく金庫があり、人目につかないプライベートエリアに現金およそ1億円が収められているといいます。

　毎日、午前と午後に行われる官房長官の定例会見では、裏金問題を尋ねる記者に対して「政府の立場としてお答えを差し控えさせていただきます」「この場は政府の立場として…」などと、毎日何度も何度も同じ答えを繰り返していました。

　一体、4660万円を何に使ったのでしょうか?

澤井記者
「何に使われたかは未来永劫（えいごう）、謎に包まれたまま。具体的な使い道が明らかにならないので、ブラックボックスと指摘されていて、目的外で流用されている可能性も否定できません」

　具体的な説明をしようとしない姿勢に、街の人からは次のような声が聞かれました。

街の人（20代）
「こっちとしては、どうして税金を払ってるんだろうなと思いますよね」

街の人（40代）
「僕らが真面目に仕事して生きているのに、よくない本当に。頭に来ています」

　ただ、松野氏が自分で機密費を使っていたかどうかについては、こんなエピソードがあります。

澤井記者
「松野長官とご飯を食べに行ったという議員がいるんですけども。普通だったら、官房長官は機密費持ってるから支払ったりすると思うんですけども。その支払いもなかったということで『松野さん、あまりお金自由に使えないんだよね』というような話をしていました」

　消えた4660万円の使い道について林官房長官は、「松野前官房長官個人に支出されたかのように受け取られているとすれば、そうした事実はないと申し上げておきたいと思います」と述べました。

そこんとこ履き違えんなよ

みたいな感覚だからな、カルト自民は