三浦瑠麗「熱い正義感持つ者が〝力〟を得た場合「とてつもない負の作用を及ぼす」

国際政治学者の三浦瑠麗氏が22日、ツイッターを連稿し、国葬反対を理由に男性が焼身自殺を図ったことについて持論を展開した。

今月21日、東京都千代田区霞が関の路上で70代男性が国葬反対の意思を示して焼身自殺を図った。男性は自ら油をかぶって火をつけたという。周囲には「私個人は断固反対」と国葬に反対する言葉を書いた紙が落ちていた。

このニュースに三浦氏は「焼身自殺を図ったとされる男性の真意はわかりませんが、もっと命を大切にしてほしいと思います」とした上で、次のように私見をつづった。

「暴力でなければ国を変えられないと考える学者もいるようですが、そんなことはありません。自分が勝たなければ正しくないというのは民主主義の否定です。勝っても負けても命まで取られず次を目指せるからこそ政権交代が可能になる。民主主義は対抗する勢力への最低限の信頼を必要とする制度です」

続くツイートでも「様々なことが変わらない、遅いという苛立ちは社会にあるでしょう。不正もおきます。しかしこの『のろさ』は民主主義を維持するコストであり、激情に駆られて焼身自殺を図るほどの『熱い正義感』を抱えた個人が仮に力を得た場合の、とてつもない負の作用を及ぼす可能性を予め排除するためにあるのです」と諭すように記した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/85736241283d1fff2c93ae2eb3ba56cb67351367
その上で、三浦氏は民主主義の重要性を強調。「わたしは投票に加え、物事を言葉にして考え、対話することを通じた政治参加を広めたいと思っています。暴力でないと国や社会を変えられないんだと教える教師もいるのでしょうが、それは正しくないばかりか、他の人々の権利や幸せま..