はい。ツアーをやるにあたって、新しい曲があったほうがいいかなっていう。
──1曲だけの単発配信リリースが多い時代において、アルバムやミニアルバムなど作品単位でこのペースというのも、もはや少し珍しいかもしれません。単曲リリースには興味がないのでしょうか。
生まれが昭和だから、近年の動きがよくわかってないんですよ(笑)。

当日券あるからみんな行こうや
あまり深く考えず、単に好みの曲だとか、今歌いたい曲を集めただけなんですけどね。確かにWonderfulやHappinessというイメージにちょっと引っ張られたところはあります。ただ、みんなが邪推しているようなことはなくて……「もう辞めちゃうのかな?」とか。
死期が近付いているからっていうのはちょっとあるかもしれない(笑)。なんだろう、今まで生きてきた49年と、ここから先の人生を考えると、とっくに折り返しに入ってると思うんですよ。だからもしかしたら、広い意味での幸せとか、そういうものを意識するようになったのかなって。
ようやりすぎとる
2人のバンド、NoisyCellの解散ライブが2月にあって、私も観に行ったんですよ。NoisyCellのお客さん、めちゃめちゃ歌ってて。「いいなあー。私これいつもやりたいと思ってるんだけど、ならないやつー」と悔しがりながら観てました。
──いわゆるシンガロングを?
はい。合間合間でみんな歌ってて、いいなあって。うちのお客さんはそういう隙間を作っても歌ってくれないのに、歌わなくていいところで歌うじゃないですか。
──(笑)。
「爪先立ーちのシンデレ」「シンデレラー!」みたいな(笑)。「そこ歌わなくていいんですけど?」みたいなところばかり歌ってくるので。まあ歌ってくれていいんですけど、そこを歌うんだったら、このウォウウォウみたいなところも歌ってくれませんかね?っていう。そう思っていたら、川島さんサクマさんからいただいたデモの中に、ちょうどお客さんが一緒に歌えそうなものがあったので、ちょっとやってみようかなと。
そうなんですよ! 歌詞にわざわざ「(oh oh oh oh)」ってカッコを入れたくないのに入れてるんだから(笑)。
──カッコも入れてるし、珍しく1曲目を先にオンエアするし、こんだけやってんだからさすがに歌ってくれよと。
(笑)。まあ、歌ってくれたらうれしいですけどねー。
だし、もう大人なんで……やっぱり20代のときみたいなライブにはもちろんならないんですよね。昔の映像を観ると、今より躍動感があるんですよ(笑)。下手は下手なりに、なんか今より軽やかだなって。そんなに大きくは変わらないつもりでいたけど、手の振りとかやってると「ちょっと待って、肩、肩が……」みたいな。
「待って待って待って、肩がヤバい!」「首つった! 首!」とかってなると、やっぱり「今やれる動きに変えましょう」と考えるんです。だから、ちょっとずつ、ちょっとずつ……なんて言うんだろう、「みんなの思い出の中のゆかりんとは違うかもしんないけど、今のゆかりんががんばって背伸びしてるんで」っていう。普通「背伸び」って言うと大人の方向にすると思うんだけど(笑)。
いや、重いですよ。どう考えても100歳までは生きられないし、完全に折り返しを過ぎて棺桶に片足突っ込んでますから。
業界で50代で癌でい逝ってる
ヤツ多いしな😃😃
業界で50代で癌で逝ってる
ヤツ多いしな😃😃
全然大丈夫ですよ(笑)。49であることは隠してもない事実ですもん。
──声優界の伝統“17歳教”の流れで「田村ゆかりさん じゅうななさい」や「田村ゆかり氏 じゅうななさい」あたりはネタとしてありましたけど、最近は年齢の話をリアルにされていますよね。
リップサービス的なものだったり、マインド的な部分での“17歳”っていうのはアリだと思うんですけど、体はついていかないですよ。しゃがむだけで膝も痛いのに。
しわくちゃバアさん😃😃
「ゆかりんご17歳」です。ゆかりんご。
──なるほどその手が(笑)。改めてツアーについて何か事前に言っておくとしたら、まずはコールやシンガロングをしっかりと。
はい。みんなで歌えるとこは一緒に歌ってほしいかな。おい古参さん誘導頼むよ、一緒に歩んで来ただろう?っていう(笑)。
知らん奴は2期最終話5:40付近から見たらいい
ババア声になってもおかしくない年齢なのに


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