グルジア大統領「(親ロ派が勝った)議会選挙の結果は認められない。選挙をやり直すまでは任期過ぎても大統領続けます」

https://www.jiji.com/sp/article?k=2024120100241&g=int
旧ソ連構成国ジョージア（グルジア）の親欧米派ズラビシビリ大統領は３０日、ロシアに融和的な与党が過半数を得たと中央選管が発表した１０月の議会選の正当性を認めず、
自身の１２月中旬の任期満了後も職にとどまると宣言した。国民向けに演説した。

https://www.aa.com.tr/en/world/georgian-premier-says-zourabichvili-must-leave-presidency-before-dec-29/3431567

ジョージアのイラクリ・コバヒゼ首相は日曜日、南コーカサスの同国で反政府抗議デモが1か月近く続く中、サロメ・ズラビシビリ大統領は12月29日までに退陣しなければならないと述べた。

「ズラビシビリ大統領は12月29日に退任しなければならない。彼女が今後どこで人生を続けるのか見てみよう。
刑務所の中か外か。彼女には刑法に違反しないだけの分別があると信じている」とコバヒゼ氏は首都トビリシでの記者会見で述べたと国営放送局1TVが報じた。

首相の発言は、ズラビシビリ氏が国内で新たな選挙を実施するよう改めて呼びかけ、与党「ジョージアの夢」の名誉議長ビジナ・イヴァニシビリ氏とこの問題について協議する用意があることを表明した翌日に行われた。

12月29日、元サッカー選手のミヘイル・カベラシビリ氏がジョージアの第6代大統領に就任する。
唯一の候補者である53歳のカベラシビリ氏は、2017年の大統領直接選挙に代わる300議席の選挙人団による投票で12月14日に勝利した。

しかし、この投票結果は、10月に行われた論争の的となった選挙から生じた政治的緊張によって影を落とされている。この選挙では、ジョージアの夢党が53.93%の得票率を得て、150議席の議会で89議席の過半数を獲得した。

2018年に当選した親EU派とされるズラビシビリ氏は、選挙はロシアの干渉によって汚されたと主張し、結果を認めることを拒否した。
野党は投票が「盗まれた」と主張し、それ以来議会をボイコットしている。