ウクライナ、中国の属国になりそう

　中国とウクライナは協定に基づき、両国の企業と金融機関が道路や橋梁、軌道交通などの分野で積極的に協力するよう奨励する。両国のより緊密な経済関係を構築し、協力プロジェクトの実施に必要な援助と支援を提供する。

　両国は戦略的協力パートナー関係にあり、「一帯一路」共同建設でも積極的に協力している。ここ数年は、経済・貿易関係が深く発展し、インフラ分野の協力も良好な発展傾向を保つ。中国企業がウクライナの工事請負市場で調印した契約は2年連続で20億ドル（1ドル＝約111円）を超え、ウクライナの経済発展プロジェクトに積極的に貢献している。ウクライナ政府は現在、「大型インフラ建設」構想を実施しており、交通や電力分野のインフラの高度化改造を積極的に進める。両国のインフラ分野の協力には大きな潜在力があり、前途も開けている。

　今年は中国とウクライナの戦略パートナーシップ樹立10周年にあたる。今回の協定署名は、両国が経済・貿易協力を深めるための具体的な行動であり、互恵協力を強めようとする両国企業のニーズに応えるとともに、双方の共通利益にも合致する。中国とウクライナはいずれも、協定を通じてインフラ建設分野の協力を深め、より緊密な2国間経済関係の構築を後押しすることを望んでおり、両国の戦略パートナーシップの発展に向け、より強固な基盤が築かれることに期待している。