ドイツ、イスラエルを断固支持して着々とナチス化が進む😭

ドイツ、「反ユダヤ」根絶へ強硬　ナチスの負い目色濃く―イスラム社会と摩擦も

【ベルリン時事】イスラム組織ハマスの壊滅に突き進むイスラエルに対し、ドイツは確固たる支持を明言している。
第２次大戦中のホロコースト（ユダヤ人大虐殺）の負い目が、政治や社会に色濃く反映されているためだ。
だが、国内では反ユダヤ主義の根絶を目指す強硬姿勢が、パレスチナに思いを寄せるイスラム教徒らと摩擦を生んでいる。

「民族浄化に相当」　ガザ侵攻に警告―国連専門家

　◇住居に「ダビデの星」
　ハマスによるイスラエル襲撃を受け、独連邦議会は「イスラエルの安全はドイツの国是だ」との決議文を全会一致で可決。
イスラエル軍の侵攻に伴うパレスチナ自治区ガザの惨状が伝わる中でも、シュタインマイヤー大統領は「イスラエルは自らの存立のために戦っている」と擁護した。

　ドイツでは大戦中、ヒトラー率いるナチス政権がユダヤ人の絶滅を計画し、約６００万人を殺害。
それへの贖罪（しょくざい）意識から、戦後はユダヤ社会に対し特別な責任を負うと説かれてきた。

　そうした中で起きたハマスの襲撃。ドイツ国内でも呼応するように、シナゴーグ（ユダヤ教礼拝所）に向けた火炎瓶投げ付けや、
ユダヤ教を象徴する「ダビデの星」の住居への落書きなどが相次ぎ、右翼思想に通じるユダヤ人への敵意が顕在化した。

　ユダヤ教徒の間では「子どもが学校に行くのを怖がる」といった不安が広がり、反ユダヤ主義の根絶がドイツの最優先事項となる。
社会が一丸となって立ち向かうよう呼び掛けたハーベック副首相のビデオ演説は、大きな称賛を浴びた。

　◇ハマスの「踏み絵」
　一方でハーベック氏の演説は、イスラム社会の反感を買った。
ドイツにはトルコ系など約５５０万人のイスラム教徒が住んでいるが、ハマスや反ユダヤ主義から明確に距離を置く人が「少な過ぎる」と糾弾したためだ。

　保守野党キリスト教民主同盟（ＣＤＵ）のメルツ党首も、中東からの移民を念頭に「ドイツにイスラエルの存立を認めない者の居場所はない」と言い放った。
「踏み絵」のように態度表明を迫られることに、ドイツ・イスラム教徒中央評議会のアイマン・マジェク代表は「もともとハマスへの（反対）姿勢は明確だったのに、なぜ改めてそうしなければならないのか」と顔をしかめる。

　親パレスチナのデモや集会では、治安当局が憎悪表現やハマス称賛だけでなく、イスラエルの存立に疑義を呈するような言動にも目を光らせている。
非イスラム系市民にもパレスチナに同情的な見方はあるが、「反ユダヤ主義者」のレッテルを貼られかねず、公言できない雰囲気がある。

　だが、そうした社会の底には、政界や公的な場でタブー視された感情がよどんでいる。
反ユダヤ主義的な事案を収集する公益法人「ＲＩＡＳ」によると、ハマスの襲撃以降、１日当たりの通報件数は昨年平均の４．２倍に急増した。

https://www.jiji.com/amp/article?k=2023120200323&g=int

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