ジャップ製「核融合発電」完成するか

「核融合発電」開発のスタートアップ企業に100億円超“出資”…関電や三菱商事など　京大研究者らが設立

https://news.yahoo.co.jp/articles/a17a089663c498535b0be97be9132b93e6f87397

京都大学の研究者らが4年前に立ち上げたばかりのスタートアップ企業に、100億円以上が出資されることになりました。開発しているのは、世界的に関心が高まっている「夢のエネルギー」です。

4年前に設立された、「京都フュージョニアリング」。

京都大学の研究者らが立ち上げたこのスタートアップ企業に、三菱商事や関西電力、政府系ファンドなどが105億円を出資することが17日に分かりました。

開発しているのは、「夢のエネルギー」として世界的に関心が高まっている、その名も「核融合発電」。

一体、どんな技術なのでしょうか。

「核融合は太陽とか星で起こっている現象…これを地上で再現しようというものです。スプーン1杯の燃料で8ｔの石油と同じぐらいのパワーが出ます」

軽い原子核どうしを結合させより重い原子核を作り出す

核融合発電では、軽い原子核同士を結合させ、より重い原子核を作り出し、その反応の際に放出されるエネルギーで発電。

発生するエネルギーは、現在の原子力発電の4倍以上ともされています。

化石燃料と違い、CO2の排出もなく、脱炭素の切り札に。

燃料は水素で、海水から採取できることからまさに無尽蔵のため、「夢のエネルギー」と言われるのです。

また、国の研究機関によると核分裂を活用する現在の原子力発電では、処理に数万年かかる放射性物質が出るのに対し、核融合発電で発生する放射性物質は少量で100年前後で処理できるものだということです。

「我々が研究してるのが、いかに加熱するか加熱しないと核融合反応が起きない加熱をやめるとすぐ止まってしまう逆に言うと非常に安全なんですね」

安全性も高いとあって、アメリカの企業には2000億円が集まるなど、アメリカ、イギリス、中国などが激しい開発競争を繰り広げていて、日本でも今回、国内で過去最大規模の投資となりました。

京都フュージョニアリングは2024年中にも実験用のプラントを設け、実証などを行いたいとしています。