東大生「選挙は行かないです…なんで東大の僕が1票？（笑）あと東大生は自民です」

匿名を条件に取材に応じてくれたのは名門・開成高校出身で現在東大法学部に通う3年生の男子学生だった。

若者の投票率の低下が叫ばれる時代にあっても、きっと"エリート"の若者は選挙に行くに違いない。
私の淡い期待は、彼への取材で泡沫のように消え去ってしまった。

もっとも、周知の通り日本は当初から現在の選挙制度を敷いていたわけではない。
制限選挙であった戦前の大日本帝国が敗戦後、GHQの指導の下で完全な民主主義国家に舵を切り、普通選挙制度が実現したという歴史を背景にしている。

以後80年近く「1人1票」という平等選挙の原則は普通選挙制度とは切っても切り離せないものとして理解されてきた。
言わば「常識」と化していたのだ。

そして東大生の彼は、この「常識」を真っ向から否定する。

（中略）

「せめて僕に2票ください。それが選挙に行く最低限の条件です。」

彼の言葉は民主主義の「破壊」だろうか。いや、私はそうは思わない。
民主主義の「常識」は今、岐路に立たされている

https://toyokeizai.net/articles/-/617223?display=b

過去に一票差の選挙結果なんてなかっただろうが