ロシア兵、2月の時点でロシア軍の敗北を予言していた「ロシア軍は弱い。プーチンだけがそれを知らない」

一つ目はロシアが第2次世界大戦に自力で勝利したという神話です。
彼らは自分たちが圧倒的な経済大国の側で戦っていたことを都合よく忘れていました。

二つ目はセルジュコフの軍事改革です。
しかし効率化を追い求めすぎたセルジュコフは既得権益を怒らせて追放されてしまいました。
後継者であるショイグ国防相は個人崇拝についての関心しかありません。
おべっかを使う人々は彼をスブタイに例えています。（※モンゴルの武将。ショイグはモンゴル系の少数民族）

三つめはシリア内戦における経験です。
プーチンもロシアの将軍も欧米の「専門家」たちもそれを信じていました。
しかし当のロシア兵がそれを否定しています。
ロシア軍側で戦ったワーグナー傭兵のインタビューを見てみましょう。
2月26日のインタビューにおいて彼は「ロシア空軍は経験を積んだが、陸軍は戦っていません。彼らなんの経験も積んでいません。私たちの軍は大きな戦争を経験していない一方でウクライナ軍は日々強くなっている。おそらく…ロシアは勝利できないでしょう」と語っています。
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異なるソースによればロシア軍関係者はシリアでの成功体験がむしろ「有害である」とさえ語っています。
例えばシリアにおけるロシア軍の任務は砂漠地帯での輸送が大半でした。
シリアにおいてロシア軍が学んだことは「輸送任務は容易だ」という誤謬でした。
ウクライナでは森や住宅街を経由する輸送部隊は容易に待ち伏せ、襲撃されてしまいます。

ロシア軍はウクライナで多くの将軍を失っています。何故でしょうか？
プーチンがウクライナでロシアが負けていることを認識しているからです。
すなわち…彼らは責任を取らされるために最前線に送られています。