日本政府、AIに1兆円投資表明！国産モデルや「フィジカルAI」と呼ぶ新技術を開発するとのこと！

政府、AIに1兆円投資へ　基盤モデル国産化やフィジカルAI実装めざす

高市早苗首相は19日、首相官邸で人工知能（AI）戦略本部の会議に出席した。AIの活用や開発に関する政府の方針となる初の基本計画をとりまとめた。
首相は「AIをつくる官民投資を日本成長戦略における危機管理投資として力強く推進してほしい」と話した。

政府方針として、AIに関連する施策へ国から1兆円を投資すると表明した。各国のAIの開発にふれ「日本の質の高いデータをいかし、信頼性を備えたAIを戦略的に開発する」と語った。「AIサミット」の日本開催も目指す。

政府専用AI「源内」の徹底的な活用を指示した。「2026年5月から10万人以上の政府の職員が活用できるようにする」と述べた。
政府は今後30万人以上の職員が生成AIを職務へ本格的に導入できる体制の整備を進める。

AIの安全性を評価する政府機関「AIセーフティ・インスティテュート（AISI）」の人員を、いまのおよそ30人から英国なみの200人規模へ拡充を狙う。

AISIは安全性の評価のほか、AIの作製、利用に伴う安全基準などを策定する政府機関で、24年に設立した。

基本計画はAI推進法に基づき策定した。週明けに閣議決定する見通しだ。

基本計画にはAIとロボットを組み合わせた「フィジカルAI」と呼ぶ新技術の開発に国が本格的に取り組むことも掲げた。
人手不足への対応策として社会実装を目指す。「基盤モデル」と呼ばれるAIを作る基礎となるデータの国産化を進める。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA194VB0Z11C25A2000000/