陰謀論者マージョリー・テイラー・グリーンがMAGA離反、「トランプ後」に向けて先手?
MAGA(トランプ派)の米共和党下院議員でリベラル派の敵だったマージョリー・テイラー・グリーンがここ数週間、ドナルド・トランプ大統領の政策に異を唱えるなど従来から立場を変え、一部の民主党議員から称賛を受けている。
民主党のハキーム・ジェフリーズ下院院内総務は、10月13日に放送されたMSNBCの報道番組で、「グリーンとは会ったことはないが、エプスタイン文書や医療保険補助金(ACA)の問題で、最近驚くほど進歩的な見解を示している」と述べた。
一方、共和党保守派や極右からは反発を招いている。極右活動家ローラ・ルーマーは、「グリーンは2028年の大統領選に民主党から出馬しようとしているに違いない」とXに投稿。
グリーン自身は、党に背いたつもりはなく、選挙で訴えてきた政策に従っているだけだと反論している。
保守強硬派として知られてきたグリーンは常にトランプを支持してきたが、最近は共和党の同僚に厳しい姿勢を見せている。
特に医療保険制度では補助金カットに反対し、性的虐待容疑で起訴され拘留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタインに関する文書ではあくまで公開を求めるなど、党の方針に公然と逆らっている。
エプスタイン文書をめぐる暗闘
グリーンのこの姿勢は、共和党内の路線対立を浮き彫りにするものだ。保守派の中でも、エプスタイン文書の公開を取りやめた党の対応には不満を抱く声が根強い。グリーンは、エプスタイン文書の全面公開を求める数少ない共和党議員の一人だ。エプスタイン文書の公開を目的として下院に上程された「ディスチャージ請願」にも、グリーンは署名している。同じように文書公開を訴えてきた他の共和党議員の多くは、署名を見送っている。
さらにグリーンは、アリゾナ州で連邦下院の補欠選挙に勝利した民主党のアデリータ・グリハルバが、下院が休会中で本会議での宣誓ができず、正式な議員になれていないことにも疑問を呈する。
グリハルバの宣誓が先延ばしにされているのは、共和党がディスチャージ請願の成立を避けたいからではないかと、グリーンは言う。
エプスタインに関する機密文書の公開を強制するこの請願の可決には、下院議員の過半数(218名)の署名が必要とされるが、グリハルバが正式に就任すればその要件が満たされる可能性がある。
「それが下院が休会している理由だとは断言できないが」と、グリーンはCNNに語った。「下院を開かないのはおかしい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/13a8599ca2b66931f31bf0b2e46e9452db69ee8f?page=1
医療保険制度改革法(オバマケア)についても、グリーンは「法案自体には反対だが、税額控除が失効すれば保険料が2倍になる。それは容認できない」とXに投稿した。
こうした姿勢には、民主党からも称賛の声が上がっている。
アリゾナ州のルーベン・ガレゴ上院議員はCNNの取材に対し、「彼女は多くの民主党議員より優れている」と語った。
ニューハンプシャー州のジーン・シャヒーン上院議員も、グリーンの主張に同調し、「保険料の高騰を心配しているのは、グリーンのような母親たちだ。控除の延長に向けて今すぐ協力すべきだ」とXに投稿している。
陰謀論で村八分だったのに
シラキュース大学の政治学教授グラント・デイビス・リーハーは、本誌の取材に対し「グリーンへの称賛は”敵の敵は味方”という政治的打算にすぎない」と分析。「結局のところ、トランプを支持するか否かがすべてを動かしている」と語る。
メアリー・ワシントン大学の政治学教授スティーブン・ファーンズワースは、「多くの共和党議員がエプスタイン問題にフタをしようとしているが、グリーンはそれが消える問題ではないと理解している」と述べた。
グリーン本人は、トランプや共和党に背を向けているとの見方を否定し、「私は選挙時に掲げた公約を、政策として実行しようとしているだけだ」と10月8日に投稿している。
グリーンは2020年に初当選し、ジョージア州北西部の第14選挙区を代表している。過去には、Qアノン陰謀論や9.11内部犯行説など根拠のない主張をSNSで拡散していたが、現在は「誤っていた」として距離を置いている。
議会ではトランプ寄りの保守派として多くの政策に賛同してきたが、一部の争点では独自の路線を取っている。
彼女がかつて民主党から強く批判され、陰謀論への関与を理由に下院の2つの常任委員会(教育労働委員会、予算委員会)から排除された過去を思えば、今の称賛の声は大きな転換といえる。
これまでグリーンに対して批判を強めてきた民主党が、ここにきて称賛に転じたことは、彼女が当選直後に陰謀論への関与を理由に下院の2つの常任委員会から排除された過去と比べると大きな変化だ。
極右活動家のルーマーは10月12日、Xで「グリーンは2028年に民主党から出馬しようとしている。MAGAを潰そうとしている」と非難している。
グリーンはNBCの取材に「私は大統領の盲目的な忠臣ではないし、誰もそうあるべきではない」と語っている。
ジャーナリストのアフメド・ババもXで「グリーンは、今の流れがどこに向かっているかを理解している数少ない共和党議員だ」と評価。
「トランプは弱体化し、経済を混乱させ、物価を押し上げている。共和党は中間選挙で敗北する可能性が高い。彼女は”ポスト・トランプ”を見据えて動いている」と述べた。
今後もグリーンは、保守系議員として政府閉鎖の打開など主要争点において注目される存在であり続けるだろう。
人気は持続しなかったようだからなあ
一強じゃないと思えば
少なくとも高齢者なトランプと対決しても支障はない
トランプの息子と仲良くして保険かけておいても良いし
80歳近いジジイだから先はないもんな
息子言うてもトランプの子供達はドナルドと違ってカリスマ性が無いから選挙じゃ勝てないだろうし
とはいえ一族を共和党の要職に食い込ませてるからトランプ後も影響力は残る
エスプタイン文書公開やっぱ辞めますは
普通に認められないだろ
それを保守強硬派とかにすり替えるなよ普通じゃん
日本だってしまくりだし
今度は流されて別の強そうなのに尻尾振るだけ


コメント