選挙ウォッチャーちだいさん「世の中には馬バカがいてバカには頭が良い我々がお前はバカだと教えてあげなきゃいけない」

――なぜカルト集団に傾倒してしまう人がいるのでしょうか。
「まあ、バカとバカは周波数が同じなんで（笑）。『メディアが嘘ついている、学校も嘘ついてる』っていう陰謀論を展開する政党に投票したりとか、面白そうだからN国や参政党に投票するという風になっちゃってるわけですね。だから、このバカな層が掘り起こされている現状は、結構由々しき問題です。常識的な人は、こういうバカの言ってることも、やってることも
理解できないからって、無視して終わりなんですね。それで、気がついたらこっち側に侵食してきちゃって、とても大変なことになってるんです。なんだか押し寄せているイメージありますね。バカが『自分が主流だ』みたいな顔をしている」

――ちだいさんは、立花だけでなく、N党の信者ともXなどで交戦することがありますよね。
「『バカにはバカって言わなければいけない』って思っているからです。基本的にバカにはストレスを与えなきゃいけないというのが僕の持論です。なぜかというと、批判をされないとバカなことをずっとやり続けてしまうからです。デマをまいて、『えー』って、リアクションされると快楽を覚えてしまう。定期的にバカと言われて嫌な思いをすると、抑止力が働いてバカなことをしなくなる。ちなみに斎藤元彦信者のバカからも攻撃されています（笑）」

――バカにかかわらないでおこうとはならないのでしょうか？
「かかわらないことが危険だと感じています。いわゆるバカって、人から見下されているじゃないですか。でも自分の実感として、近頃のバカは見下されず、むしろ市民権を得ている。
これは非常に危険な状態で、国家の衰退につながると思います。バカが主導権や決定権を持つと排外主義につながる、強いては国力の低下を招く。頭がいい人は、バカは全体の2～3割くらいしかいないと思っていますが、実際はもっていて、着実にこちら側に侵食してきている。
7月の参院選の結果でバカの存在を感じた方もいるのではないでしょうか。バカが5割、過半数いると考えたら、他人事でなく恐ろしさがリアルに変わってくると思うんですよね。“バカを政治家にしない”ということが何よりも大切であるということに最近になって気付きました。日本再生の近道は、バカを政治家にしないことだと思います」

ZAITEN 2025年10月号
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