【絶望】兵庫県知事｢“うちわ会食”は批判殺到で撤回したけど､もう700万円かけてうちわ32万本作っちゃったんで適当に若者に配るわ｡ほな｣

うちわでマスクに対抗？　兵庫の配布計画迷走、ちらつく大阪の影
2021/4/17 10:13
https://mainichi.jp/articles/20210417/k00/00m/040/098000c.amp

経緯を振り返ると、会食時の飛沫（ひまつ）防止策を巡り、大阪府などが推奨した「マスク会食」に対抗する姿勢が垣間見える。

◆元々は扇子を推奨

井戸知事は当初、会食時に扇子の活用を呼び掛けていた。2度目の緊急事態宣言が2月末で解除され、感染の再拡大防止を呼び掛けた3月4日の知事メッセージには飛沫防止策として、
マスク着用に加え、「扇子の利用」が初めて盛り込まれた。

感染者の増加に歯止めがかからない中、大阪府の吉村洋文知事は政府に「まん延防止等重点措置」の適用を申請することを表明。
同29日、適用に向け、飲食店に「マスク会食」の呼び掛けを要請する考えを明らかにした。

吉村知事が「コロナ禍の新しい会食マナー」としてアピールする一方で、井戸知事は4月2日の記者会見で「不潔だと思う。強制する話ではない」とバッサリ。
「マスク着用だけでは駄目だ。飛沫感染を防御すれば良い。私が言っているのは扇子。新たな食事スタイルを確立したい」と主張した。

1週間後の9日、県はまん延防止措置の対象地域の神戸、尼崎、西宮、芦屋の4市の飲食店約1万6000店に計32万本の「うちわ」を配る計画を発表した。

発表直前に行われた医療関係の有識者らでつくる県の対策協議会では「会食自体をやめるべき」などと懐疑的な意見が相次いでいた。

それでも、井戸知事は「厳しい意見もあったが、会食の全面禁止に県民の理解が得られるとは思えない。このような付属品（うちわ）でカバーする」と話した。

対策協議会に出席者した有識者の一人は「うちわ配布は決定事項だった」と説明する。
別の有識者は「協議会で意見を言うことはできるが、県の方針は既に固まっていた。方針の検討段階から会議を重ねないと、軌道修正ができない」と明かした。

◆「専門家の意見無視は問題」

うちわ配布計画の発表後、県には「医療従事者への給付金などに予算を使うべきだ」「税金の無駄」などの意見が相次いで寄せられた。
13日に配布中止を申し入れた神戸市の花田裕之健康局長は「うちわで、前面を防いでも横から飛沫は抜ける」と指摘。

飛沫の飛散シミュレーションをしている神戸大の坪倉誠教授は、「感染対策をせずに会食している人限定の対策だ。マスクよりは確実に性能が落ち、小さな飛沫は漏れる」と効果を疑問視した。

相次ぐ批判を受けた井戸知事は14日、配布計画の中止を発表。「うちわ会食」については「勧めていないし、感染が防げるとか、そんな効果を狙っていない」と釈明した。

神戸大大学院の岩田健太郎教授は「県が非科学的にうちわの配布を決めて、会議で専門家が『あかん』と言っているのを無視したことは問題だ」と話す。

また、岩田教授は今後の対策について「病床を増やしても感染者が増えれば焼け石に水で、すぐに埋まってしまう。本質的な問題は感染者を減らすこと。
ワクチンに頼るか、ロックダウンに頼るか、他の方法でも感染者の発生を抑制することに全力を尽くすべきだ」と話した。

災害対策費700万円を充てて作製されたうちわは、県のキャラクター「はばタン」が、おじぎをし、「1グループ4人単位」などと会食時のマナーを呼び掛ける文面があしらわれている。
井戸知事は「店への配布はやめるが、若者への啓発に活用することを検討する」と話している。

おかしいやろw

どういうこと？ではなんのためにうちわを…？