史上最悪の総理大臣の展示施設が完成する

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250715/1000119612.html
戦前、総理大臣を３度務めた近衛文麿の都内の邸宅「荻外荘（てきがいそう）」がある公園に、新たな展示施設が完成しました。

東京・杉並区にある荻外荘は、近衛文麿が昭和１２年から終戦後の昭和２０年１２月まで過ごした邸宅で、去年１２月に一般公開が始まってから半年間で３万５千人以上が訪れるなど、昭和の歴史を学べる新たな名所となっています。

完成した施設は、常設展と特別展が開ける造りになっていて、このうち、特別展のスペースには、当時の暮らしを紹介する展示が始まるのにあわせて、近衛が使っていたとされる生活用品など１０点が展示されています。

当時、国内では手に入れるのが難しかった西洋皿や、お香を楽しむための香炉、庭に置く焼き物のテーブルやいすなどからは、当時の生活の様子がうかがえます。

荻外荘を管理する杉並区みどり公園課の大場将国課長は「邸宅を見学した多くの方が近衛文麿の当時の暮らしに興味を持っていることから特別展を企画しました。ぜひ多くの方に訪れていただき歴史を身近に感じてもらいたいです」と話していました。

展示施設の一般公開は１６日から始まり、原則、水曜日以外の午前９時から午後５時まで見学できます。