TBS「政権がメディアに圧力かけてくる。とりわけ第二次安倍政権以降は狡猾になった」

番組では「メディアへの政権の圧力」を特集。1968年に報道番組でキャスターを務めていた田英夫氏が、ベトナム戦争でのアメリカの空爆（北爆）を批判的にレポートしたところ、自民党政権から圧力がかかり、キャスター降板にいたったことを伝えた。

膳場貴子アナウンサー：
「ときの政権が圧力をかけてくる。これは今も続いている。昔の話ではないんですよね」
「今も緊張感のもとに、私たちは仕事をしているわけですが」
「第2次安倍政権以降は、肌身で感じることがありましたよね」

ジャーナリスト　後藤謙次氏：
「安倍さん以降は、露骨な感じじゃないけど、もっと狡猾というか、巧みなメディア操作というのがあって」
「とりわけ安倍さんが駆使したのは、メディアの分断ですよね」
「テレビ局でも、このテレビ局には出るけど、ここには出ないとか。記者会見でもそうです。内閣広報官が司会で仕切って、質問する記者を当てるのも、政府側が握ると」

「これに対して、メディア側が押し込まれているのを押し返してないというのが、非常に大きな問題があって。メディアが一丸になることも必要ではないか」