ネトウヨが抗議していた表現の不自由展名古屋、爆発物が送り付けられ一時使用停止

8日午前9時半ごろ、名古屋市中区栄4丁目の市施設「市民ギャラリー栄」で来場者が避難する騒ぎがあった。ギャラリーでは、6日から国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で一時中止された企画展「表現の不自由展・その後」出展作品の展覧会が開かれていた。けが人はいないとみられる。

同じころ、8階で不自由展の入場を待っていた名古屋市の男性（64）は、不自由展のスタッフから「警察が8階から出てくれと言っているので、下りてください」と言われた。理由を聞いたが、「警察が出て行けと言っている」としか説明されなかったという。

　会場前では6日以降、反発する団体が展覧会中止を求めて街宣活動し、展覧会を支持する人らが抗議していた。愛知県警は警備のために捜査員を配置していた。

　不自由展は11日までで、9日からは「反移民」などを掲げる政治団体の関係者らが、同じ8階で「あいちトリカエナハーレ」の展示を計画している。

逮捕しとけ